時間がない、時間が足りない、休日がすぐに終わってしまう…。人類共通の悩みですよね。
どんな人だって「1日が倍になったらいいのにな!」と一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
今回紹介する「神・時間術」を読めば、あなたの1日が科学的に48時間になります。
「そんなわけないじゃん!でたらめ言うなよ!」と思いますよね。
この本の著者、樺沢紫苑は2018年ベストセラーとなった「アウトプット大全」でも有名です。精神科医で多数の著書を出版している作家でもあるため、本の内容は科学的に裏付けられた根拠がしっかりとあります。
私は有意義な時間の過ごし方がわからなくなって苦しんでいた時に本書に出会い、人生変わった!と思いました。この本を読んで以降、本の魅力に気づき、読書の虜になったことは言うまでもありません。
この記事を読めばあなたも「神・時間術」の魅力がわかると思います。
1500円であなたの1日、48時間にしてみませんか?
読めば1日が48時間になる本「神・時間術」 樺沢紫苑 著 概要
著者:樺沢紫苑
出版:大和書房
初版:2017年4月25日
大きさ:四六判(188mm×130mm)
重さ:314g
頁数:288ページ
kindle版:あり → 神・時間術
「神・時間術」がおススメなのはこんな人
「休日はすぐ時間が経ってしまって、やりたいことができなかった」
「 仕事が終わった後は疲れているから何もできない」
そんな風に皆さん思ってませんか?
でも本当に、時間はないのでしょうか。いえ、そんなことはないのです。
時間は作れます。
この本を読めば、時間はあなた自身で作り出すことができるんです。
筆者(樺沢紫苑)の紹介
精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒。同大医学部神経精神医学教室に入局。2004年から米国シカのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢紫苑心理学研究所を設立する。
インターネット媒体を駆使し、累計40万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく伝え、「日本一、情報発信する医師」として活動している。著書に『学びを結果に変える アウトプット大全』『読んだら忘れない読書術』など多数ベストセラーがある。
でも話している内容は「いたってシンプル」な内容で、「なるほどな!」と思えることがたくさんありました。
「神・時間術」の特徴
構成と読みやすさ、読了時間
この本は縦書き、モノクロ、図解ありで構成されています。
行間は適度に隙間があるので読みやすいです(1ページに15行くらい)。
また1つ1つの解説に対して実例がかかれているため、スムーズに理解できます。著者は医師ですが、専門用語はあまり出てきません。一般人の私たちでもわかりやすく解説されているので安心です。
1章ごとにまとめを作ってくれているので、復習しながら読むことができます。著者が愛読家なので、読者目線でわかりやすい構成になるよう心掛けているみたいですね。とても理解しやすいです。
私は休日2日掛けて読了しました。本を読むのが得意な人なら3~4時間以内で読めると思います。
内容が実にわかりやすくシンプルであるため、するする読むことができます。
本の持ち運びやすさ
大きさはビジネス書に多く使われている四六判(188mm×130mm)で、重さは314gです。
毎日鞄に入れて持ち運ぶには、少々大きくて重いサイズですね。
本の内容は結構するする読めてしまうため、毎日通勤時に持ち運んで読むというよりは、時間ができた時、一気に読む方が良いと思います。
また本が重いのが気になる方はkindle版もあるため、通勤時等に読みたい方はそちらもおすすめです。
「神・時間術」の感想と見どころ
私がこの本を読もうと思ったきっかけ
私は「時間がなくて困るよ~もっと時間が欲しい!」と思ってこの本を買ったわけではありません。
去年の春、私は「何もしたいことが思い浮かばず、何をしたらいいかわからない」という春鬱状態に陥りました。その時は寝ても直らない謎の倦怠感がずっと続いた状態でした。
毎日、「楽しいことはないかな?」と暇つぶしのスマホゲームをDLしては削除して、youtubeで動画を検索して…と「時間を楽しく過ごすための方法」を「無理やり」探そうとしていたのです。
そんな無気力状態に陥っていたある日、大型の本屋さんに行きました。そして出会ったのがこの本だったのです。
この時の経験から書いた記事も参考までにどうぞ。
この本の見どころ、大事なポイント3つ
この本の見どころポイントは、科学的に証明された「集中できる時間」に「最高のパフォーマンスを発揮する」ところにあります。
集中できない時間に、集中を必要とすることをする → 時間がかかるし質も劣る
逆に言うと、有意義な時間を過ごせば1日が48時間になることも可能である、ということになります。
この本のポイント3つ
①集中できる時間に、集中を要する仕事をする
②集中できる時間を作り出すには?
③リセット術を身につける
この本の中で心に残ったフレーズ
私がこの本を読んで心に残ったフレーズをご紹介します。
人間の脳というのは、起きてから2,3時間は、脳が疲れておらず、さらに脳内が非常に整理された状態にあるため、脳のパフォーマンスが1日で最も高いのです。その時間帯は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ、論理的な作業、文章執筆、語学の学習など、高い集中力を要する仕事に向いています。
(中略)
脳科学的に最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それに合った仕事をすることで、仕事の効率を2倍以上に高めることが可能なのです。
序章 第1原則「集中力」を中心に時間を考える より抜粋
「娯楽」には「受動的娯楽」と「能動的娯楽」があります。「楽しい」という点では同じかもしれませんが、テレビやゲームに代表される「受動的娯楽」は、ただ時間を浪費するだけです。読書、スポーツ、楽器の演奏、ボードゲーム(チェスや将棋)などは自己成長を促す「能動的娯楽」といえます。
「能動的娯楽」をさらにアウトプットと組み合わせることで、自己成長が加速度的に引き起こされます。「能動的娯楽」は「自己投資」につながる娯楽なのです。
序章 第4原則「自己投資」のために時間を使う より抜粋
1日を2倍活用する方法、それは脳の究極のリセット法です。その方法とは、「運動をする」ということです。
(中略)
運動が脳にいい科学的な根拠
1.「海馬の神経を増やし、長期記憶を強化する」
2.「脳を育てる」
3.「運動直後から学習機能がアップする」
4.「頭がよくなる」
5.「作業記憶が良くなる」
6.「ぐっすり眠れる」
7.「やる気が高まる」第4章 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術 より抜粋
この本を読んだ感想と変わった私の行動
「私はなんて無駄な時間を過ごしていたんだろう!!」というのが率直な感想です。
受動的な娯楽を辞めて、能動的な娯楽を心がけようと思い実践しています。
具体的には「自分がやりたい目的をもってやる」「見たいテレビしか見ない」「暇つぶしを探して時間を消費しない」です。
また、この本では集中できる時間に集中を必要とする行動を行うことも重要と書かれており、特に朝の時間の有効活用が最も大事だと感じました。
具体的には、いつもだらだらしていた休日の過ごし方を変えました。朝起きてすぐに行動するとまでは至っていませんが、午前中に集中力が必要となる作業を始めるようにし、夜は考えなくても出来る作業に充てることにしました。
私はTwitterもやっていますが、朝はブログの時間にあて、夜はTwitterの時間にあてるようにしています。
・能動的な娯楽を常に意識する
・集中を要する作業は午前中の内にはじめる
・集中を要しない作業は夜に行う
「神・時間術」の目次
本の決め手は目次だと私は思っているので、目次を紹介します。
「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」 目次
序章 最高の人生を手に入れる「神・時間術」4つの原則
・「集中力」を中心に時間を考える
・集中力を「リセット」して時間を生み出す
・アメリカ式の仕事効率を手に入れる
・「自己投資」のために時間を使う
・「楽しむため」に時間は使う第1章 脳の機能を最大に生かす 集中力の高め方
・15・45・90の法則
・雑念排除法
・制限時間仕事術第2章 朝の時間を最大に生かす 脳のゴールデンタイム術
・脳のゴールデンタイムを活かす
・始業直後の30分が大事
・超・朝活起床術
・朝一番の仕事術第3章 昼の時間を最大に生かす 午後のリセット術
・外食ランチ・リセット術
・脳をリセットする仮眠の技術
・午後のリセット仕事術
・午後の仕事術第4章 夜の時間を最大に生かす 運動&睡眠リセット術
・運動リセット術
・宵越しのストレスは持たない
・睡眠にいい生活習慣
・寝る前15分活用術
・寝だめ禁止令
・成長ホルモン回復術第5章 仕事の時間を最大に生かす 時間創出仕事術
・「フォーユー」仕事術
・「今でしょ」仕事術
・並行仕事術第6章 自由時間を最大に生かす 自己投資&リフレッシュ術
・自由時間に仕事はしない
・自己投資をする
・能動的に娯楽を楽しむ
・人生を変えるリラックス時間
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