今まで定期的に洗濯槽洗浄を行ったことがなかった方が、初めて洗濯槽洗浄をしたら石鹸カスやゴミが大量に出てしまった!!どうしたらいいの!?という状態を救済すべく、具体的に解説いたします。
最後まで諦めないことが大事ですが、根気がいる作業です。
記事の最後にも書きましたが、自分ではもうどうしようもないと思ったらプロに任せる、いっそのこと洗濯機を買い替えるという手もなくはありません。
しかし、出来ればお金を掛けたくないですよね?
買い替えるのも、プロに頼むのもお金がかかります。
この記事を読んで私と同じように実践すれば、石鹸カスやゴミが出ない状態まで復活できます。
私が実践した方法なので、絶対に出来ます。
今回は縦型洗濯機にのみ使える方法ですので、ドラム式洗濯機には適用されません。
ドラム式洗濯機は、使用後扉を開けることができないので、石鹸カスを自力で掬うことができないんですよね…。
何故、洗濯槽洗浄で石鹸カスが出てしまうのか、理由はこちらの記事をご確認ください。
洗濯槽洗浄で大量の石鹸カスが出ても大丈夫!洗濯機を完全復活させる方法
基本的に、はがれ始めた石鹸カスをすべて取り除くしか方法はありません。
手順を追って説明します。
最初に用意するもの
洗濯槽クリーナー
すでに1工程終わっている方は、なくても大丈夫です。
心配な方は最後の仕上げに使うので、あともう1個用意してください。
洗濯槽クリーナーは、どんなものでも構いません。
洗濯槽洗浄は定期的に(最低でも3か月に1回)行う必要があるので、このような数回分がまとまったパックを買っておけば毎回買いに行かずに済みます。
重曹とクエン酸
重曹はふやけてはがれやすくなってきた石鹸カスを、発泡の力で一気にはがすために使います。また皮脂汚れを溶かす役割もあります。
クエン酸は、殺菌作用と石鹸カスを溶かす役割があります。
重曹とクエン酸は料理用と掃除用の二種類ありますが、掃除用の方が安いのでそちらを買いましょう。
色んな用途に使えるので、持っていて損はないです。
バケツ
お水を張って、石鹸カスを掬った後のアク取りを洗ったり、温水を洗濯機に入れたりして使います。
何かとあれば便利です。100均のものでもokです。気にならない方は風呂桶でもいいです。
アク取り、もしくは天かす取りなど
浮いてきた石鹸カスを掬うのに使います。
縦型洗濯機は深いので、奥底に沈んでいるカスを取るのには何かしらのツールがないと掬うのは難しいです。
水槽用のごみとりネットでもいいと思います。
洗濯槽クリーナーを使用し、洗濯槽洗浄工程1回目を最後まで終える
洗濯槽クリーナーを初めてこれから使う予定の方は、出来れば温水モードでやることをお勧めします。お湯でやることで洗浄効果が高まるのと、石鹸カスが温まってはがれやすくなります。
対応温度に関しては、洗濯機の取扱説明書をご覧ください。
洗濯機の給水蛇口が混合栓(常温水とお湯が切り替えられる)の場合は、温水に切り替えて洗浄してください。
常温水しか給水蛇口がない場合は、バケツで温水を洗濯槽に入れてください。地道な作業ですが、この手間でかなり洗浄効果が高まります。
洗濯機によっては温水モード(水を温める機能)がついているものがあるようですので、ご確認ください。
洗濯機についているごみ取りネットは外して、洗濯槽洗いのモードで開始してください。
洗浄工程のなかで、数回ふたを開けて中を確認してみてください。石鹸カスが浮いてきていますか?
洗浄中に大量の石鹸カスが浮いてきている、終了後の洗濯槽にごみが付着しているなど明らかに石鹸カスの発生が確認される場合は、石鹸カスが取り切れずに残存している可能性が高いです。
まずは、洗濯槽洗浄の工程を最後まで終わらせてください。
普通の洗濯モードで水を張って、水の中に石鹸カスが浮いてこないか確認する
水位は一番少ない水位で大丈夫です。普通の洗濯モードで水が躍っている段階にて石鹸カスが浮いてこないか確認します。
この時点で石鹸カスが出なかった場合、ここで終了となります。おめでとうございます。
石鹸カスが大量に浮いてきた方、ここから地獄の石鹸カス掬いがスタートします。
低水量で回して、取り切れるゴミを全部掬い取る
先ほどの確認作業で溜めた水をそのまま使います。もちろん温水の方が効果は高いですが、バケツで入れる方は大変だと思いますので、出来る範囲で構いません。
まずはある程度洗濯機を回し水が排水される前に止めて、出てきたゴミを掬い取ります。
洗いのモードを何度も繰り返して、水が躍る勢いを利用してゴミを掬い取ってください。
これを、ゴミが出なくなるまで繰り返します。
すごく根気がいる作業です。低水量の為、ゴミを掬うのには腰が痛くなりますが頑張ってください。
低水量で回す理由は、水を多く入れてしまうと水のしぶきが弱まってしまうため、なかなかゴミが浮いてこないからです。
中水量、高水量で回して、ゴミをひたすらとる
低水量でゴミが出なくなったら、だんだん水の量を増やしていきます。
水がもったいないので、排水されないようにして水を入れ回しては止めて、掬って、を繰り返します。
水の量が多くなると水しぶきがあまり出なくなるため、ゴミの出が悪くなりますが、取りきれたわけではないのでまだ安心できません。
回してもゴミが出てこなくなったら、一回排水してください。
重曹とクエン酸を使って、一気に石鹸カスをはがしにかかる
ここでようやく、重曹とクエン酸の出番です。
最初に行った洗濯槽洗浄コースと同じことを、まずは重曹で行います。
洗濯槽クリーナーよりも重曹の方が人体への刺激が弱いため、カスを取りながら行うのにはうってつけです。
重曹2カップ入れて、温水で洗濯槽洗浄コースを開始してください。
この時点で何も浮いてこない場合は、取りきれた可能性が高いです。おめでとうございます。
最後のダメ押しで、クエン酸1カップを入れて1~2時間放置し、残った石鹸カスを溶かします。
何も出てこなかったら終了です。
気になる方はもう一度、洗濯槽クリーナーを入れて洗浄しましょう。これで出なければ取り切れたも同然です。
石鹸カスやゴミ浮きが止まらない場合の対処法
残念ながら上記の工程を経てもカスが浮いてくる場合は、ゴミが完全に取り切れていません。
私は低水量・中水量・高水量の回し取りと、重曹の工程を何回か繰り返してやっと取り切れました。
最初から業者に頼むという選択もあり
そんなに時間をかける暇はない、もういっそのことプロにお任せしたいという方は、業者に頼むというのも一つの手かと思います。分解掃除は目に見えて綺麗になるのがわかるし、買い替えるよりは安いですもんね。
調べたら色んな業者があったので、参考までにリンクを張っておきます。私は業者に掃除を依頼したことがないので詳しいお話はできません。どこがいいのか、自分で見比べてみてくださいね。
住宅のプロによるハウスクリーニング!【さくらメンテナンス工房】
いっそのこと洗濯機ごと買い替える
洗濯機の寿命は6~8年と言われています。
家族が多くて一日に何回も回す家庭などでは、もっと短くなります。
心機一転、洗濯機を買い替えるというのも手かもしれませんね。
ちなみに今、容量がでかい縦型洗濯機とドラム式洗濯機の値段ってほとんど一緒なの知ってました?
どうせ高いお金出して買うなら、機能が豊富で乾燥までできるドラム式洗濯機がおすすめです。
ちなみに、我が家で使っているのはウルトラファインバブルが出るTOSHIBAのZABOON TW-117X6L(W) です。
今は販売が終了しているので、後継機はこちらになります。
ZABOON TW-127V7L(価格ドットコムのサイトが開きます)
洗濯機は新型が発表される時期などに安くなるので、時期を見極めて買うのがポイント!
買い時を見定めて、新しい洗濯機をゲットしてくださいね~。
まとめ
今回は洗濯槽洗浄の方法をまとめました。ゴミが大量に出てしまった場合は根気がいる作業になりますが、いつかは必ずゴミが出なくなる時が来ます。諦めずにがんばってくださいね!
また、普段から石鹸カスがでない工夫は当然必要です。
もう一度復習して、清潔な洗濯を行えるようにしていきましょう!
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