「スマホ料金が安くなる」「今使っているスマホがそのまま使える」
なんていうCM、よく見かけますよね。また格安SIMに以降した友達や同僚に「まだ高いケータイ料金払ってるの?はやく切り替えたほうがいいよ」なんて煽られたらなおさら気になっちゃいますが、なかなか重い腰を上げられない人も多いと思います。
その重い腰、この記事で少しでも上げられたらと思い、簡単にわかるように解説します。各通信会社の比較はこの記事ではあえて書きません。格安SIMは向いている人と向いていない人がいるので、それだけを知りたい人は目次から飛んでくださいね。
そもそも格安SIMって何?
SIMとは 一体なんなのか
SIMというのは、携帯電話やスマーホフォンに入っている通信をするためのカードのことです(右写真)。これには電話番号の情報などが入っています。これが入っていないと、3Gや4Gでの通信ができません。一般的な携帯会社で機種変をする場合は、店員さんがこのSIMを古い携帯電話から新しい携帯電話に入れ替えて電話を使えるようにしているわけです。つまりSIMは、みなさん携帯電話を持っている人は皆、知らないうちに持っているものなんです。
格安SIMとは
難しい話は省きます。格安SIMとは一般的に、キャリア(docomo、Softbank、au)以外の通信会社のことを指しています。MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)と呼ばれたりします。このMVNOはキャリアの電波をお借りして、通信するサービスを提供している会社です。
格安SIMはなぜ安いのか
このページが参考になるかと思ったのでリンクしておきます。
格安SIMはなぜ安い?デメリットやキャリアとの違いを解説
安いのは理由があります。ざっくりまとめますと、
・会社の広告費にお金がかかっていない
・会社が回線維持にお金を使う必要がない(キャリアの回線をお借りしてるから)
・キャリアだとコミコミのオプションが有料(留守番電話とか)
・通信費は安いが電話代は高め
・人件費にお金がかかっていない(インターネント申込みが主流で、店舗を持っていない)
・最新機種の分割プランなどは基本的にない
と言った形です。上記の安い理由は、逆に言えばデメリットでもあります。
次の章で解説します。
格安SIMはどれだけ安いのか
格安SIMってどんだけ安いのよっていう根本的な話です。
格安SIMの月額利用料金は電話番号付きでおおよそ2,000~2,500円くらいです(通信量によります)。キャンペーンなどを併用すると、半年は500~1,000円とか、そういうのも結構見かけます。あなたは今、毎月キャリアにいくら払ってますか?8,000円とか普通にいきますよね。
格安SIM 2,500円×12ヶ月=30,000円 2,500円×24ヶ月= 60,000円
2年で考えるとその差132,000円です。おどろき!!!
ただし、格安SIMには機種代が含まれていません。常に最新機種のiPhoneが欲しい人とかだと、逆にキャリアのほうが安い可能性があるということです。
逆に言えば、機種変をあまりしない人、機種にこだわりがない人は格安SIMのほうが安くなる可能性が高いです。
格安SIMに向いていない人とその解決法
キャリアであることにこだわりを持っている人
今では絶滅危惧種かもしれませんが、平成の時代、キャリアを持っていることが一種のブランド価値があった時代がありました。そもそも、そういう人は格安SIMを選ばないと思いますが、一応書いておきます。
キャリアメール(×××@docomo.co.jpなどのメアド)に依存している人
今はLINEが主流になってきていて、メールでやり取りをしている人は少なくなってきました。また、LINEを使っていなくても、facebook、Twitter、Instagramのメッセンジャー機能を使えば何不自由なくやり取りができる時代に突入しています。
ただし、ショップなどの会員登録にはメアドが未だに必要なため、それをキャリアメールにしている人は多いと思います。
現在キャリアメールに依存していて、でも格安SIMにしたいという人には、「gmailを取得して、徐々にgmailに移行していく」方法をおすすめしています。
私はiPhone7の販売開始と同時に格安SIMに移行したんですが、移行する前の1年位かけて、キャリアメールからgmailに移行するという作業を進めていました。どうしてもキャリアメールでしかやり取りをしていない友達も数人いたので、次メールする時はgmailにしてほしい旨をお知らせして移行を完了しました。
昨今、LINEもfacebookもTwitterもやっていない友達というのはかなり少なくなってきているため、キャリアメールも必需ではなくなってきています。
格安SIMでもSMS(ショートメール)対応している会社がほとんどだと思いますので、最悪電話番号さえ変わっていなければ(格安SIMはMNPできます)SMSでやり取りも可能です。
電話を多用する人 長電話が好きな人
格安SIMは通信量は安いですが、電話料金は高めです。電話し放題などはオプションである会社もありますので、それぞれ比較してみてください。
私は最近、友達や家族にかける電話はもっぱらLINE無料通話しかほとんどしないので、電話番号を使って電話をかけることは滅多になくなりました。LINE無料通話は通信量に値するので、長電話がLINE無料通話の人は格安SIMに向いてます。
通信量が毎月多い人(10GB以上)
動画を結構見る人や、通信量が多いゲームをやっている人なんかはかなりの通信量を使うと思います。キャリアの場合は動画見放題やギガ使い放題など通信量を気にしないで使うことが多いかと思いますが、格安SIMは通信量によってそれぞれ値段が違います。
マイネオでいうと、3GBで1,600円、6GBで2,280円、10GBで3,220円、20GBで4,680円、30GBで6,600円となっています(docomoプラン、2019年5月現在)。
それならまだキャリアよりも安いじゃんと思いがちですが、この金額に機種代金は含まれていません。
キャリアで機種代を分割払いにすると、通信量の割引等がつくため、通信量が多い人はキャリアのほうがお得になります。
常に最新機種を追い求める人
「格安SIMはどれだけ安いのか」でも書きましたが、格安SIM会社にはそもそも最新機種と抱合せのプランというものがありません。なので、格安SIMの場合は最新機種の場合、自分で一括購入をする必要があります。2年おきに最新機種にしている人は、キャリアのほうがお得です。
格安SIM会社によっては、1世代・2世代古い機種との抱合せプランを組んでいるところもあるので、自分の状況に合わせて検討してみてください。
時々でも通信速度が遅いと許容できない人
格安SIMは、キャリアの電波を間借りしている立場上、通信速度が遅いことがあります。こちらのサイトの比較がわかりやすいので御覧ください。
【2019年4月】格安SIM人気12回線の通信速度を比較 速い/遅いMVNOは?
このサイトで安定感を誇っているワイモバイルやUQモバイルというのは、サブブランドとよばれる、いわばキャリアの廉価版のようなものです。CMもガンガンやっているし、ビックカメラなどにカウンターもあります。
キャリアのサブブランドのため、設定料金はお高め。でも通信速度は安定しているようです。
サブブランドといってもキャリアよりは安いので、安くしたいけど通信速度も維持したいというひとは選択肢の候補の一つにしても良いと思います。
では他の格安SIMはどうかと言われると、私も東京で使いましたが、それほど不自由は感じませんでした。ただ、通信が混雑している地域(イベントなど)ではもちろん通信速度は落ちますし、最悪表示されないこともあります。どうしても今の通信速度を維持したい方は、格安SIMを強くお薦めはできません。
不具合などがあった場合、自分で調べて自己解決ができない人 窓口(カウンター)がないと不安な人 インターネットに不慣れな人
最近は、家電量販店で格安SIMの窓口が増えましたが、以前はキャリアの窓口しかありませんでした。そういう意味では格安SIMの導入難易度が下がったと言えます。
上記に当てはまる、携帯電話の不具合があったときに窓口対応をしてもらえないと不安、という人は格安SIMのなかでもカウンターがあるところにしましょう。そして申込みもカウンターで行いましょう。いろいろ格安SIM会社を調べていくと、カウンターがない会社が出てくると思います。インターネットだけで申込みやMNPなどを完結させる会社の場合は、インターネットが不得意な人にはおすすめできません。
格安SIMに向いている人
上記を踏まえまして、格安SIMに向いている人というのをまとめます。
・キャリアメールに依存していない人
・電話しない 無料通話しかしない人
・通信速度をそこまで気にしない人
・通信量が多くない人
・同じ機種を長く使っている人
・インターネットで自己解決ができる人
(インターネットが不慣れな人は、カウンターがある格安SIM会社を選ぶ)
格安スマホはmineo
まとめ
今回は格安SIMについてまとめてみました。キャリアをやめるのはとても勇気がいると思いますが、最初だけ頑張れば毎月通信費が劇的に抑えられるので、とってもおすすめです!私はマイネオにして2年半くらいになるので、次回はマイネオの良い部分についてまとめようと思います。
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