この記事にたどり着いたあなたは、きっとこのような方でしょう。
・マグちゃんを今、使用している方
・マグちゃんを今後、使用しようか悩んでいる方
・マグちゃんのメンテナンスって必要なの?と思っている方
・最近、マグちゃんを使用していて効果が薄れてきた、と感じている方
マグちゃん(洗濯マグちゃん、ベビーマグちゃん、バスマグなど)の取扱説明書には、具体的なお手入れ方法やメンテナンス方法についてあまり書いていないですよね。
でも実は、マグちゃんは正しい使い方をすることによって効果が長続きするんです。
さらに、公式サイトでは教えてくれないお手入れ方法もあります。
この記事では、皆さんが知りたいと思っているマグちゃんの正しい使い方とお手入れ方法について解説していきます。マグちゃんを1年以上使用している私が実践している方法で、これをするようになってから洗浄効果の薄れを体感することはなくなりました。
この記事を読み終えると、マグちゃんが買いたての状態に戻り、洗浄効果も復活する方法がわかります。さらに、お手入れをしなくても効果が長続きする正しい使い方もわかります。
【NEW!!】2019年9月21日公開
もっとマグちゃんのことを知りたい方の為に、当ブログのマグちゃん記事全まとめを作りました!
マグちゃんの正しい使い方 ポイントは3つ
洗濯マグちゃんはその名の通りマグネシウム=金属で出来ています。金属と言えば、錆びますよね?
マグちゃんも他の金属と同様に、水にさらすと錆びていきます。酸化と言われるものです。
でもマグちゃんの使用方法は「水につけること」で効果を発揮します。矛盾していますよね?
ではどうすればこの錆びを防ぐことができるのでしょうか。
答えは、常に乾燥状態を保つことと摩擦にあります。
マグちゃんの正しい使用方法は以下の3つです。
1 水に漬けるのは最小限にする
2 使い終わった後は十分に乾燥させる
3 洗濯機の摩擦の力を利用する
1つずつ解説していきますね。
マグちゃんの正しい使い方1 水に漬けるのは最小限にする
水道水と反応して皮膜ができるので、被膜ができないようにするには水につけないのが一番です。
私はかつて「水につけてアルカリ水にすることで洗浄力を高めるなら、一晩漬けておけばめちゃくちゃ消臭されるのでは?」と思って実践していた時期がありました。
しかしそれは間違いなんです。
マグネシウムを水に漬けて、phが最大値に到達するのは約20分だそうなので、それ以上は漬けていても意味がありません。洗濯機の中に手を突っ込んで、マグちゃんだけを探し当てて救出するのならいいかもしれませんが、まず無理です。
ですので、間違っても一晩漬け置きなどは絶対にやめましょう。
またバスマグに関しても同じことが言えるので、漬けて20分経ったらお風呂から取り出しましょう。
被膜が形成されるのを少しでも防ぐためです。
マグちゃんの正しい使い方2 使い終わった後は十分に乾燥させる
「正しい使い方1」と同じことですが、乾燥させないと水についているのと同じなので被膜ができます。
湿気でも被膜ができてしまいます。
どうせ次も使うからといって、洗濯機の中にマグちゃんを置き去りにするのはやめましょう。
乾燥させる方法は、他の洗濯物と一緒に洗濯ばさみなどで吊るしておくだけでokです。
また乾燥工程がついているドラム式洗濯機であれば、そのまま乾燥工程に入れてしまうのもありです。
我が家は1年以上、乾燥工程まで入れていますが特に問題が起こったことはありません。後述していますが、摩擦でも被膜は除去されるため、乾燥+摩擦のダブル効果で被膜除去されていきます。
マグちゃんの正しい使い方3 洗濯機の摩擦の力を利用する
マグちゃんの公式HPでは、マグちゃんはお手入れ不要と言われています。
なぜなら、洗濯機の摩擦によって被膜が除去されるからです。
しかし、使用していくと洗浄効果が薄れるような気がしますよね。やはり問題は、上記2つの項目にあるマグちゃんの乾燥状態にあると考えられます。
私は自作マグちゃんを使用しているので、使用中のマグちゃんの中身を撮影できます。下の写真をご覧ください。これは使用して10か月以上経ったあとのマグちゃんの様子です。
(摩擦で角が取れた、ピカピカなマグちゃんの様子)
どうでしょう?マグちゃん、ピカピカですよね?我が家はドラム式洗濯機の乾燥工程にも入れているため、余計にピカピカなのかもしれません。ところどころ黒くなっているのがお分かりかと思いますが、これが摩擦では取り切れない被膜です。
ちなみに、新品のマグちゃん(マグネシウムペレット)はどのようになってるかというと、
(カクカクしている新品のマグネシウムペレットの様子)
このように、本来はこのような状態になっています。摩擦で角が取れていくので被膜は除去されていきますが、マグちゃん自体も小さくなっていくという仕組みです。使用目安300回というのは、この摩擦によってマグちゃんが小さくなっていくからということを指しています。
このように、洗濯機に入れることによって摩擦が発生し、被膜が除去されていきます。ですので、洗濯機に入れる際は最後の脱水工程までいれましょう。
またバスマグの被膜を除去したい場合は、使用後直ちに、洗濯機で洗浄するのが良いと思います。バスマグは被膜ができやすいため、摩擦だけでは取り切れないと思います。その場合は後述するお手入れ方法を実践してください。
(被膜によって真っ黒になってしまったバスマグちゃん(自作)の様子)
マグちゃんの正しいお手入れ方法
水と触れることで被膜を形成してしまったマグちゃんは、どのようにお手入れしたらよいのでしょうか?
答えは酸性の液体に付けることで、被膜自体を溶かしてしまうのです!
私たちが手軽に手にいれることができる酸性の液体と言えば、「水に溶かしたクエン酸」や、お酢の中でも純度が高い「穀物酢」です。今回は、この二つを使って、どのように利用してメンテナンスしていけばよいのか説明しますね。
ちなみに、なぜマグちゃんのお手入れにクエン酸や酢酸などの酸性のものが必要かどうかという仕組みは、以下の記事を参照してください。
マグちゃんの正しいメンテナンス クエン酸の場合
クエン酸はお掃除用でも、食用でもどちらでも大丈夫です(基本的に中身はほぼ変わらないようです)。
洗面桶にマグちゃんを入れてぬるま湯を溜め、大さじ1杯くらいのクエン酸を入れて15~20分放置か、もみもみして2~3分で取り出してください。あまりやりすぎると、被膜だけでなくマグネシウム自体も溶けていきます。マグちゃんが小さくなっちゃいますよ!
クエン酸でのマグちゃんのお手入れ方法については、下記の記事でより具体的に説明しております。
また、クエン酸とマグちゃんで柔軟剤効果が得られるのか、については下記の記事で検証しております。
マグちゃんの正しいメンテナンス お酢(酢酸)の場合
酢の場合はなるべく、糖やアミノ酸など不純物が少ないもののほうが良いようです。
酢酸で溶かしたのに、他の不純物とまたくっついたら意味ないですからね。
お酢の中でも不純物が少ない穀物酢がオススメ。使用方法はクエン酸と同様です。酢の場合は6~7倍希釈を目安に投入してください。
まとめ
マグちゃんの正しい使い方は3つ
・水に漬けるのは最小限にする 漬け置きする場合は20分がリミット
・使い終わった後は十分に乾燥させる 洗濯機の中に置き去りは×
・洗濯機の摩擦の力を利用して被膜を除去する バスマグちゃんは被膜ができやすい
ということがわかりましたね。
皆さんも、マグちゃんの正しい使い方とお手入れ方法をマスターして、復活したマグちゃんでまたお洗濯や水素浴を楽しんでくださいね^^
当ブログの「マグちゃん全記事」をまとめたページを作成しました。
よりマグちゃんのことを知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください!
私も実際に使っている自作マグちゃんっていう裏技があるのでぜひ読んでみてください。
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